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 友禅染は江戸時代、京扇子の絵師である宮崎友禅斎が始めたと言われています。宮崎友禅斎は優れたデザイナーでした。当時の染色技法と彼の描く大胆な絵が出会う事により友禅染めは大流行したのです。友禅染めは複雑な模様を多くの色を使って染める技法です。色と色が混濁しないように"防染技法"を用い多彩で鮮明な模様を染め出します。京都で染められている物を京友禅と呼び、加賀で染められている物を加賀友禅と呼んでおります。晩年、宮崎友禅斎は加賀に移り住み、かの地で友禅染めを広めたと言われています。
 亀田富染工場にある図案は友禅を作る工程の出発点であります。
 
 友禅染が白い生地の上に染料で絵を描くごとく模様を染め出すのに対し(後染め)、西陣織は染められた糸を使って布を織る事によって模様を描き出します(先染め)。染めで模様を作る友禅染、織りで模様を作る西陣織の違いはここにあります。
 
大きく分けて二つの方法があります。
1.型友禅
柄を切り抜いた型紙を使用して染める方法です。型を使用するため同じ模様の着物が何枚でも染められます。模様の色数だけ型紙が必要です。1枚の着物を仕上げる為に数百枚の型紙を使う事も多々あります。
2.手描き友禅
型紙を使わずに筆や刷毛を使い、手で色を挿して染め上げる方法です。友禅染めの始祖宮崎友禅斎が始めた技法です。一品物の着物を作ります。